IT業界ではフリーランスが浸透しつつありますが、果たしてPHPエンジニアもフリーランスとして働けるのでしょうか。PHPの案件自体は、Javaなどに比べると少ない傾向にあるものの、即戦力が求められるプロジェクトではフリーランスの需要が高まるのです。PHPは主にWebサービス開発の現場で使われており、即戦力とならない未経験者のフリーランスが案件を請け負うことは、困難に近いでしょう。そこで、まずは他のプログラミング言語で経験を地道に積んでいくことが大切です。
経験を積んで徐々にPHPの案件に携われるようになってきたら、ようやくPHPエンジニアとしてのフリーランス活動がスタートできるでしょう。たとえば、特に中小企業のWebサービス開発ではフリーランスの需要が高まっており、在宅型の案件を見つけることが可能です。大企業ならまだしも、中小企業は知識がないことからPHPでの開発経験を重要視するケースもあり、即戦力とわかれば待遇をよくしてくれる可能性があります。そして、客先常駐の案件は在宅型よりも見つけやすいうえ、週に2日や3日などの勤務というように比較的調整もしやすく、働く場所を問わないのであれば客先常駐を選んでみてもいいでしょう。
なお、フリーランスは本業だけでなく、仕事を得るために営業活動もしなくてはいけません。その際には、長期的な契約が望める客先常駐の案件や、エージェントを通した案件の獲得が安心です。PHPエンジニアのフリーランスとして案件を獲得するためには、クライアントへのアピールが大切となってきます。アピールといっても単なる学歴ではなく、これまでの開発経験やポートフォリオなどからわかる、PHPに関する実力をどの程度持っているのかについてです。